匣の中の失楽 <幻影城ノベルス> 竹本健治

ハードカバー/装幀=池田拓/カバー画・本文さしえ=山野辺進

昭和53年7月25日発行/発行者=島崎博/印刷所=東京ベル印刷・真生印刷/製本所=星興社/発行所=幻影城


匣の中の失楽 序章にかわる四つの光景 1 霧の迷宮 6
2 黄昏れる街の底で 9
3 三劫 11
4 いかにして密室はつくられたか 15
一章 1 第一の屍体 22
2 密室ならぬ密室 26
3 靴と悪戯 31
4 理想的な殺人 38
5 白昼夢の目撃者 43
6 通り過ぎる影 48
7 非能率なアリバイ 61
8 鍵と風鈴 67
9 殺人者への荊冠 73
10 さかさまの殺人 79
二章 1 死者の講義 85
2 ブラック・ホールのなかで 26
3 第四の扉 99
4 羽虫の正体 106
5 二者択一の問題 111
6 プルキニエ現象 120
7 仲のよくない共犯者 126
8 見えない棺桶 131
9 犯罪の構造式 137
10 牙を剥く悪意 143
三章 1 扉の影の魔 150
2 推理競技の夕べ 158
3 愚者の指摘 163
4 歩き出す仮説 167
5 扉の向こうには 173
6 カタストロフィーの法則 180
7 殺人狂想曲 188
8 もうひとつの空席 195
9 五黄殺殺人事件 205
10 正反対の密室 216
四章 1 現実と架空の間 223
2 ※[#“角”へんに“力”]斗雲に乗って 228
3 おもちゃ箱の坂で 236
4 予定された不在 241
5 屍体のある殺人 250
6 死の手触り 256
7 不必要な密室 263
8 用意されていた方法 269
9 闇の傀儡師 277
10 架空に至る終結 282
五章 1 降三世の秘宝 294
2 闇のなかの対話 300
3 大き過ぎた死角 307
4 ユダの罪業 313
5 逆転された密室 321
6 ラプラスの悪魔 328
7 撫ででゆくのは風 335
8 遡行する謎解き 342
9 キングの不在 350
10 匣の中の失楽 355
終章に代わる四つの光景 1 九星と血液 363
2 青い炎 368
3 解決のない解決 370
4 不連続の闇 374
プロフィール・竹本健治 友成純一   376
初出誌:幻影城1977年(昭52)4月合併号1978年(昭53)2月号

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